映画館に住みたい。

邦画を映画館で観るのが大好きな40代がtwitterでネタバレを書けずにblogへ流れてきました。

ネタバレあり/朝と夜の意味を考えるシーン

ネタバレしかありませんのでご注意ください。

 

『ヤクザと家族』、この週末も観に行きます。観に行くのは確定で、何回観られるのかを検討中。

さて、賢治と由香の関係はそのシーンの時間帯にも意味を持たせているんだろうなと思います。正解なんて知らないので妄想レベルですが。

 

キャバクラで夜、出会う

別の日、キャバクラに夜、迎えに行く

ドライブでたどり着いた海は夜明け近く(うっすらと希望を感じます)

川山殺害後に由香の部屋を訪ねるのは夜(希望が消えて、絶望の夜)

出所後、退勤後に市役所から出てくる由香を待ち伏せて、海へ行ったのは夕方(ふたりの未来に少し明るさがあるのか…?)

娘がいると分かったけれど拒絶されてしまうのは夜(悲しいのはやはり夜)

組を抜けた賢治が由香と彩に会いに行くのは朝

3人で囲む朝食

出勤・登校する朝

(賢治・由香・彩は朝のシーンが続くことで、希望を感じます)

希望が続くかと思いきや、twitterの騒動で賢治が由香に拒絶されるのは夜(絶望はやはり夜)


夜や明け方、夕方を過ごしてきた賢治と由香だったけれど、組を抜けた賢治が由香と彩に会いに行くのが、例えば、休日の昼間なんかじゃなくて、朝だっていうところに希望を感じて、ぶわっと鳥肌が立ちました。

そして、twitterの騒動の日、朝のうちに職場を後にしたであろう賢治が帰宅するのが夜だったことを少々疑問に思ったりもしたのですが、あれが昼間の部屋だったら深い絶望を感じられないので、必然的に夜、ってことなのかなと思います。

もうひとつ、現実的にはちょっと違うけど敢えてなのかな?と思ったのは、市役所で待ち伏せるシーン。
静岡県の11月の日没時間は16:50頃なので、役所の仕事を終えて由香が出てきた頃は本当はもう少し暗いと思うんですよね(由香がパート勤務じゃなければ)。画的な理由で夕方なんだと思うけど、時間帯が希望と絶望を意味するという点においても夕方なのが素敵だなと思いました。

(誰も読んでないと思いつつも、吐き出さないと苦しいくらい溜まってるので、まだまだ書きます)