映画館に住みたい。

邦画を映画館で観るのが大好きな40代がtwitterでネタバレを書けずにblogへ流れてきました。

ネタバレあり/フェチ的に好きなシーン

このところ、全く更新できていません。
主に仕事しています。普段、ほとんど残業しないんですが、13時から翌朝8時とか、7時から23時とか、そんな日が続いており、若干過労気味です。


Netflixで『ヤクザと家族 The Family』が配信開始されましたね。
仕事がそういう状況なので、通して観る時間が取れないんですが、仕事しながら音声をBGMにしています。

以下、ネタバレを含みます。


通して観ることはできないんですが、「もうマジでしんどいよぉ。テンション上げたいよぉ」と思ったときにリピートしまくるフェチ的に好きなカットがありまして。


銭湯のシーンを堪能。じゃなくて。


親子血縁盃の儀式のシーンでの
①賢治が三宝から盃を取って飲み干して
②飲み干した盃を三宝の上で懐紙に包んで懐に収める
のカットが好きで好きで……めちゃくちゃ好きで。

賢治の全体を撮るのではなく、盃の動きをアップで追っているのが、盃を交わす重みを感じさせるから好きだなーという、ストーリー的な意味合いでの好きもあるんですけど。

①で三宝から顔までをすーっと追った後、
②では懐紙に包んで、身に引き寄せて、一瞬止まってから、懐へと運ばれる
この動きにカメラがきれいに追随していて、
①は滑らかで②は一瞬止まるという動きの違いが気持ちいいのと、
②で賢治が一瞬止まるのとカメラが止まるのがぴたっと合うのが…

たまらーん!めっちゃ気持ちいいー!!!!

という、非常に奇妙なフェチがありまして、「もぉぉぉ!無理!」ってときにはここを20回くらいリピートして「よっしゃあああああ!!!!」とテンション上げて(脳内で変な物質出てるはず)仕事に戻ってます。

撮影の技術のこと、全然知らないけど、俳優さんの動きに合わせて止まるとか、リハーサルやってるとしても、反射神経がよくないとできないよね…と思いながら観てます。


他の作品でもたまに「このカメラの動きが!」というのがあって、ちょっと前だと『罪の声』の瀬戸大橋の下でのシーンでのカメラの動き。長回しのシーンで、橋の高さから徐々に下がってきて、人物と同じ高さになって、会話するふたりをしばらく捉えた後で、そこから立ち去るふたりを俯瞰で追う…っていうのがこれもまたたまらなく気持ちがいいんです、私は。『罪の声』はこのシーン以外にも好きなカメラの動きがあって、大きなスクリーンで観てこその興奮だなーと思って、何回も観に行きました。


そんな感じで。
明日の朝もリピートしまくってテンション上げて「うりゃあああああ」って仕事します。