映画館に住みたい。

邦画を映画館で観るのが大好きな40代がtwitterでネタバレを書けずにblogへ流れてきました。

ネタバレあり/編集の面白さを感じたシーン

仕事が…マジで忙しい…。土日に仕事したくない。映画館行きたいんだよ。
土曜日は吉祥寺に行こうかな、日曜日は「まときみ」かな。と思ってます。
「まともじゃないのは君も一緒」(まときみ)は激しくオススメ(試写会で観ました)。


今回も『ヤクザと家族』を観ての感想というほどでもないひとりごとです。
ネタバレあるのでご注意ください。



「ここの編集、面白い!」と思ったところがあって。
多分、特殊な編集方法ではなくて、メジャーな編集方法なんだと思う。
自分が今まで映画を観ていてそういうことを深く知ろうとしなかっただけです。

  1. 屋上でゴルフの素振りをする柴咲に賢治が「親父、そろそろ冷えますんで」と言ってるシーンで、そう言ってる最中なんだけど、映像は次のシーン(夜の繁華街を歩く賢治たち)にもう移っている
  2. 出所祝の席で賢治が「じゃあ今はどんなシノギしてるんすか?」と言うシーンで、映像は和室なんだけど、音声は次のシーン(密漁している海の波の音)にもう移っている

シーンが切り替わるときに、音声と映像のタイミングがわざと合ってないんです。
1は映像が先、2は音声が先。
(2021/3/20追記:今日また観たのですが、1については「いや、やっぱり揃ってるかも…」と訂正します。詳しくは↓に書いています。が、主観的には数秒ずれている気がするという前提でこの投稿は残します

ネタバレあり/過去に書いた投稿の訂正 - 映画館に住みたい。 )



「じゃあ、映像と音声が揃って切り替わってたとしたら…」と妄想しつつ、妄想と実際の作品を比較して私が感じた印象は…

1は、「柴咲の前ではちょっと不器用でかわいげのある"息子"である賢治」と「男をあげつつある"ヤクザ"な賢治」がひとりの人間の中におさまっているという印象を強くしている、と思いました。表裏じゃなくて地続きな感じがする。

2は、「シノギって何してんの!?ひょっとしてついに覚醒剤に手を!?」と思うやいなや、(まだ和室なのに)波の音が聞こえて「は?なぜここで波の音?」と思わせてからの、海の映像がばーんで、「密漁かぁぁぁぁ!」。最近のヤクザが密漁してることを知らない人にとっては驚けるエピソードを更に衝撃的に感じさせる仕掛けみたいな。

と、文章力のなさに泣けてくるんですけど。
つまりは、シーンがぱつんと切り替わるのを妄想しながら比較すると「うわー、全然違うわー」と思うんですよね。

これって何か名前が付いてるのかな?と思って、ネットで調べたら、1がLカット、2がJカットっていう編集方法なんだそうです。
知らんかった。
私、『ヤクザと家族』を材料に学習できることがありすぎて、「ありがとぉぉぉぉ」って言いたい。


それにしても「覚醒剤!?じゃなくて密漁かぁぁぁぁ!」という緊張と緩和があってからの、最終的に中村がアレなので、もうほんとつらい。
中村、自暴自棄になって柴咲の後追ったりしてないよね。「FAMILIA」のMVに出てこないから心配…。
(密漁もダメですよ。漁業やってる人にとってはほんと迷惑だと思う)

と、最後は話が逸れてしまいましたが、編集について気になって考えたり調べたりしたよ、というひとりごとでした。