映画館に住みたい。

邦画を映画館で観るのが大好きな40代がtwitterでネタバレを書けずにblogへ流れてきました。

ネタバレあり/『BLUE/ブルー』を観ました。

4/9公開の映画、観たいのが多い。
土日どちらか仕事しないとヤバそうなので(PJTリーダーからの圧がすごい…)、土曜日になるべくぎゅぎゅっといっぱい観るスケジュールを組んでみたりしてますが、ほんとは日曜日も映画館に行きたいよぅ…。


自宅から割と近いグランドシネマサンシャインで『BLUE/ブルー』が20時上映開始というありがたいスケジュールだったので観てきました。

ネタバレ含むひとりごとです。




正直に言うと、
小さな波はあるんだけど、ぶわーっと泣くような大きな波はないなぁ。
割と淡々としてるっていうか。
同じボクシングの映画なら去年観た『アンダードッグ』のほうが強烈だったな。
と、観た直後は思いました。
が。
余韻がすごいというのか…
「ん?でもさ、あのあと、どうなったんだろ…?」と考え出すと止まらない。
普通の映画はむしろそこを描くんじゃないかって思うんだけど、敢えてそこじゃないからこそ、ボクシングの映画、ボクシングを愛する人の映画なんだな…と観終わった2時間後にすとんと心に落ちて、いい映画だなと思いました。
瓜田も小川も楢崎も、どこかで本当に生きていそうなリアリティがあるからこそ、あの時間の先にどんな人生を送るのか、気になって考えてしまうんですよね。特に東出さんが演じた小川のその後は気になるし、胸が詰まるというか……なんていうか、わざとらしくなくて、心から心配になってしまうほどでした。
リアリティがあるんだけど、ぎっしり描かれているわけじゃないのも良くて。映画の先にある物語だけじゃなく、観た人がそれまでの人生を自由に考えるための適度なヒントと余白があるのもいいなーと思います。

スパーリングや試合のシーンで思わず拳をぎゅっと握ってぷるぷるしてました(笑)。
「あ。つい…」と思うんだけど、またやっちゃう。

以上です。