映画館に住みたい。

邦画を映画館で観るのが大好きな40代がtwitterでネタバレを書けずにblogへ流れてきました。

ネタバレあり/時の流れを感じるシーン/組長室

ネタバレしかありませんのでご注意ください。

『ヤクザと家族』、組長室の壁が反射する素材なので、映り込みとかどうなってるんだろうとつい気になります。

 

組長室も時の流れを感じて、思わず泣いてしまうシーンでした。

1999年、侠葉会に臓器として売られる寸前まで行った賢治が中村のお迎えで柴咲組へ連れてこられて、組長室へ入ったとき、柴咲が立っている位置。

2019年、出所した賢治が中村のお迎えで(賢治のお迎えは基本的に中村なんだな/笑)柴咲組へ戻ってきて、組長室へ入ったとき、柴咲が立っている位置。
位置がほぼ同じ、角度もほぼ同じなので、2019年のシーンで「え…親父…1999年はキラキラしてたのにこんなに老け込んで、サイズもなんかちっちゃくなってない…?」と、歳を取った柴咲にショックを受けました…
(敢えて同じ位置に立っていたんじゃなくて、画的にその位置に立つしかないのかもしれないけど、柴咲のあの様子だと座って待ってそうなのに立ってるから、敢えて同じ位置なのか…?とつい深読み)

そして、このシーンはお金もポイントかと。
1999年、組員でもない賢治たち3人は300万円で助けられ(台本では中村が3本指を出していることになってて、30万じゃないはずなので300万円、ですよね)。
2019年、14年の刑期を終えて出所した賢治に渡したお祝い金は数十万円(この時点では祝儀袋が薄いということしか分からないんですが、後で祝儀袋から賢治がお金を取り出すシーンの音声ガイドで「数十万円」と言っていました。おそらく一度も開けていなかったと思われるので、お祝い金は数十万円だったと思われます)。
柴咲は精一杯のお金を用意したのだと分かりつつも、衰退を感じるシーンのひとつでした。
それにしても、300万円ぽんと払っちゃう柴咲組、あの頃は羽振りがよかったんだなぁ。

侠葉会←変換が面倒なので単語登録済。
柴咲組、っていう名前もなんかいいなぁ。家族的な感じがする。